取材記者と取材相手との距離


佐々木俊尚さんの記事や新書を読んむと、取材対象との距離の取り方に危うさを感じます。覇王カプセル
取材相手に対して、ちょっと批判的な「視点」が足りないのでないだろうか。

取材対象との距離が近すぎる。 
取材相手の言い分を丸呑みにし、取材相手を自身の内面に囲い込んで、一体化し、それを囲む外側の敵とか「日本社会」を批判するという立ち位置が、いつも根底にあるように思えます。

旧態依然とした体制や国家への対抗力・チェック機能をはたすべきジャーナリストという役割は強く意識されています。 しかし取材相手との距離が近すぎて、取材相手に対して批判的な視線やチェック機能が弱いのではないだろうか。

「ITジャーナル」の記事では、伸び盛りのIT企業についての、かなりの思い入れが感じられました。
古い日本経済の体制に挑むベンチャー起業家。 古いマスコミに挑むネットジャーナリストの泉さんに対しても同様。奇強カプセル
ライブドアPJとか、現在のオーマイニュースには批判的なようだけれども、それでも去年の春からオーマイニュースコンサルタントに就任している。

現在は、「がんだるふ」さんへの思い入れが強いようで、まるで彼を代弁するかのような姿勢で、毎日新聞を批判している。

ことのは問題では、元オウム信者を受けいれない日本社会への批判が、佐々木氏のメインテーマだったように思えます。

ことのは問題での佐々木さんは、オウムの論理・教義に対する対抗力やチェック機能という面でかなり問題がありました。

佐々木さんは、反体制の人や造反者・改革者に思い入れが強すぎるような気がします。
中華雄棒