女性の味方に・・・

婦人科医の池下育子先生と初デート。前々から飲みましょうといっていたのが、やっと叶って新宿の居酒屋へ。もともTiffany Atlas hoop earrings とファンだった先生に『フラワー』を送り、「会ってください」、「飲みましょう」といっていたのが、池下先生のお父様が入院中で、なかなか時間が取れないまま出版記念パーティに至り、その後はわたしの胃潰瘍とバタバタですっかり時間が経ってしまった。

 STDの話を聞こうと思っていたけれど、どうもこの1、2年、先生が直面する状況が変わってきたらしい。若い女性は変わったという。STDの数も増えているが、昔は性病は「恥ずかしいもの」「隠したいもの」「うつされてしまった!」というイメージだったのが、彼氏にいわれて「わたしかも・・・わたしがバラまいているのかも?」といってやってくる若い女性が増えたという。

 彼氏がいても他の子ともセックスする。彼氏とは避妊しているから、妊娠したのは別の相手だとか・・・。貞操観念も、セックスとは挿入のことだと思っていて、挿入は彼氏としかしない。でも、挿入以外のこと、kissもオーラルプレイも誰とでもOKなのだという。誰がそんなこと教えたんだろう? いや誰も何も教えなかった結果、自分たちで作ったルールがそれだったのか? Elsa Peretti Round earrings
 これは大らかな愛なのか、快楽志向なのか? 彼女たちにとっての彼氏とはなんだろう?「セックスよりオーラルセックスの方が濃厚じゃない?」とおばさんたちの謎は深まる。
 彼氏じゃない子とオーラルセックスをする。どういう風にしても、性感染症は止まらない。治らない病気はたくさんある。本当に愛する人が出来たときに、kissもできなかったら、辛くないかな?

 愛が無くてもセックスはする。普通の女性の性の商品化・・・大人の男とマスコミが臆面もなくそうしむけてきたのだが・・・20代後半から30代前半は最初に援助交際を始めた世代だ。もう大人になってはいるが・・・それでも毎日誰かとセックスしている女性たち。真面目に考えると頭が変になってくる。その一方でセックスレスが進んでいる。セックスレスセカンドバージン。どちらも変だが現実だ。1837 hoop earrings


 セックス依存もセックスレスも心の問題である・・・日本にはなぜか心に責任をとる人がいなくなった。この話をはじめると、先輩たちは「戦争責任」を掘り起こすけれど、そこに乗ろうとする一人一人の心を時代背景にすり替えても始まらない。赤信号はみんなで渡れば恐くないけれど、それは車に乗っているのは人だから、それが津波ならみんな流されて死んでしまう。それがエイズなら? 拒食症なら? 
 日本が低成長期に入って20年、先進国では打算とセックスのゲームを愛と呼んでいるのかもしれない。快感のことを感動と呼んでいるのかもしれない。感動することを知らない人に生命や尊厳を教えるのは難しい。そしてそれは本当に若い人たちだけのことなのだろうか? 援助交際をリードしていたのは、当然、当時の大人の男たちなのだから・・・。
 意識はどこから変わるのが正しいのか?Tiffany Atlas bar earrings for pierced ears もう男も女も全員変わらないといけないよねというところへ話は行き着く。でも、リスクを考えたら、女性はもう少し自分を大切にすることを知らなければいけないはずだが・・・。

 『満月』にもバージンとセカンドバージンという人はたくさんやってきている。今の風潮に馴染めなければ、そうなってしまうのか・・・池下先生のクリニックには非交結婚のカップルが日に2組くらい来るらしい。30代40代のカップルで、処女と童貞で結婚したために、トライはするものの、どちらもどこに入れていいやらわからずにやってくるらしい。
フラワーは使わないと退化して小さく堅くなってしまうため、小さい器具からいれていってだんだん大きな器具へ。その後、男性器に似たバイブを入れる練習などすると、だいたい3回くらいの診察でセックスが出来るようになる。女性の年齢がいっている場合は、かなり辛い(痛い)ので、歯医者さんのような局部麻酔を使ってやるらしい。どれくらい痛いのPaloma Picasso ZIG-ZAG earringsか想像すると恐い。わたしはちょっと・・・と思う方はクリニックを訪ねましょうね。

 池下先生のお父様は産婦人科医を開業していた。自宅と病院が一緒なので、へんなものがたくさんある・・・学生時代、「みんなになんでも知っていると思われて嫌だった」という池下先生はお父様から「俺は女の人の力になろうと思ってやってきたけれど、男だからどうしてもわからないものがある。お前は女だから、女の人の味方になってやれ」といわれて産婦人科医になった。そのお父様が、この春に他界してしまったので、「女の人の味方になろう」とあらためて思っているときに、女性の気持ちを書いている『フラワー』と出会えて嬉しかったといってくれた。
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 わたしはわたしで、ちゃらんぽらんで飲んだくれの生活をしていたのに、なぜかキャリアウーマンだった母の希望を背負っている。母の中の女を救いたい。友人たちの中で死にかかっている女を救いたい・・・喜ばせたい。

 人生は不思議・・・池下先生もわたしも本人は専業主婦になるつもりだった。けれど、夫からも親からも「頑張って仕事をしなさい」といわれて、なんだか不本意に苦労する中でこうなってしまった。不本意の中の本意・・・おかしいな。やっていることは正しいと感じているし、誰かがやらないといけない。だけど、わたしの中の女はぜんぜん救済されなくなった、絶対、へんだよね。
 『フラワー2』より、まずわたしを救済しなきゃあ。Elsa Peretti APPLE earrings